倒立式ストラットサスペンション
ストラット式サスペンションは、世界中で最も広く使⽤されているサスペンション⽅式です。
正立式ストラットダンパーBMW純正で代表される方式で、下記図のピストンロッド/スピンドル(1)を内蔵したチューブ(2)で構成されています。この構造は⽐較的シンプルで軽量かつコスト効率に優れており、標準的な⽤途には十分対応できます。しかし、この設計には弱点があります。
コーナリング時や⾼負荷時にはピストンロッドが曲がってしまうのです。その結果、減衰作⽤が阻害され、変形や破損のリスクが生じます。
倒立式ストラットダンパーは、ピストンロッド/スピンドル(1)を内蔵したチューブ(2)を逆さにして、アウターチューブとダンパーチューブが摺動することで高負荷に強い構造になっています。
静止状態では、正立式ストラットダンパーと倒⽴式ストラットダンパーに⼤きな違いはないように見えますが、⾞輪は固定された位置に留まりダンパーは基本的な機能を果たします。
その違いは、負荷がかかった状態で最も顕著になります。
正立式ストラットダンパー
・ピストンロッド/スピンドルが荷重支持を担っています。
・横⼒によってピストンロッドが曲がると、減衰が阻害され、摩擦増加し漏れリスクが⾼まります。
・横⼒によってピストンロッドが曲がると、キャンバーが⼤きく変化します。
・⾼負荷時の曲がりを抑えるために太いピストンロッドになり、ダンパー内圧変化が大きくなり減衰に影響します。
・結果:精度低下、予測不能なハンドリング、寿命の短縮。


倒立式ストラットダンパー
・アウターチューブを備えた倒立設計。
• アウターチューブとダンパーチューブが横⽅向の⼒を吸収し最小限のキャンバー変化に留ます。
• ピストンロッドに横力が掛からないのでロッド径を細くしてダンパー内圧変化を抑えています。
・結果:予測可能なハンドリング、信頼性の向上とグリップ⼒の向上。
INTRAXでは、倒立式ストラットダンパーです。
アウターチューブとダンパーチューブの間には低フリクションのメタルブッシュを採用し特別なグリスで潤滑しております。INTRAXメタルブッシュは他メーカーに比べ2倍以上の幅を有しており高剛性で耐久性に優れております。

